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【リユースの日】環境を守るため、身近にできることをご紹介【8月8日】

8月8日が「リユースの日」って、みなさんご存知でしょうか。2023年に日本リユース業協会が、リユースの啓蒙のために制定をしました。

トレジャー・ファクトリーはリユースを軸に、店舗運営をはじめとしたさまざまな事業を展開し、リユースによって地球環境への負荷を軽減する取り組みをしています。本記事では、そんな私たちから「リユース」の重要性とすぐに取り入れられる実践法について紹介します。

8月8日リユースの日

8という数字は、横にすると無限大(∞)に見えることから、「無限に使い続ける」というリユースの理念を象徴するとして、8並びの8月8日が「リユースの日」と制定されました。日本リユース業協会では、リユースの啓蒙を目的として、「リユース川柳」など様々なイベントが行われています。2025年は人気マンガ家のタナカカツキさんによるオリジナルイラストも発表されています。

タナカカツキ:著書は『オッス!トン子ちゃん』、『サ道』。他にもサウナ特化型施設「渋谷SAUNAS」のプロデュースなどを行っている。

まだ社会的にはあまり浸透していないものの、SNSでは「#リユースの日」として、リユース業界が発信者となり、使わなくなったものを捨てない選択、リユース品を購入することで一つのものを永く使う大切さを呼びかける投稿が増えています。

一般投稿では「古着を活用したDIY作品」、「フリーマーケットで見つけた掘り出し物」、「壊れた電化製品を修理して再利用」などが紹介されています。皆さんもぜひ、ご自身の"リユース体験"を発信してみてください。

「リユース」と「リサイクル」の違い

そもそも「リユース」とは、新しいものを購入する代わりに使用済みのものを再利用することを指します。トレファクのような店舗を「リサイクルショップ」と呼ぶ方は多いのですが、正確には「リユースショップ」なのです。

資源の無駄遣いを防ぎ、地球環境への負荷を減らすトレファクのリユースショップは、1号店創業の1995年から着実に成長を遂げ、2025年現在では13業態まで広がっています。

よく混同されがちな「リサイクル」は、製品を分解して素材として再利用すること。リサイクルに比べて、製品をそのまま使うリユースはエネルギー消費が少なく、より環境に優しい方法とされています。 

浸透しつつある3R・サーキュラーエコノミー・SDGs

この「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」に、ごみになるものをそもそも発生させない「リデュース(Reduce)」という概念を加えたものを「3R」と呼びます。

近年ではさらに、循環型経済を意味する「サーキュラーエコノミー」という経済システムも提唱され、企業の取り組みでも耳にする機会が増えてきました。

3Rはごみが発生する前提の解決策であるのに対し、サーキュラーエコノミーは、製品のライフサイクル全体を通じて、資源の効率的な利用を追求する取り組みです。リユース・リサイクルを前提に製品を設計し、資源の投入量を抑えることで、既存のものを無駄にせず、その価値を最大限に活かす循環型の仕組みを指します。

これは、2015年より始まったSDGsの一部である「つくる責任つかう責任」や「産業と技術革新の基盤をつくろう」にも共通する考え方です。このようにリユースは、サーキュラーエコノミーやSDGsの観点でも世界的に注目が高まっているのです。

トレファクの事業は、まだリユースが普及していなかった時代から「使い捨てではなく、モノを再活用する社会を創っていきたい」という思いで始動しました。リユース事業の先駆けとして、また環境保護に寄与する企業として、これからもSDGsに取り組み「新しい当たり前」に挑戦していきます。

リユースショップの活用でSDGs

リユースの環境配慮としてのメリットは、資源を節約して廃棄物が減り、地球環境への負荷を減らすことができるという点です。また、新しい服を生産する際に発生する大量のCO₂を削減できるため、地球の温暖化防止の観点でも効果的です。

「リユース」の言葉が馴染みのない人でも、「古着屋」「フリーマーケット」「リサイクルショップ」「レンタルショップ」を利用した経験がある人は、きっと少なくないはず。実は多くの人が既にリユースを取り入れた暮らしをしています。

トレファクではさまざまなカテゴリーのリユースショップを展開していますので、日々の生活の中にリユースを取り入れるきっかけとして、ぜひ活用してみてくださいね。

主なトレジャーファクトリーの業態

幅広いジャンルのリユース品を扱い ”売って、買って、楽しい” 総合リユースショップ
トレジャーファクトリー(トレファク)
幅広いファッションアイテムを扱い、気軽に買取・お買い物を楽しめるユーズドアパレルショップ
トレファクスタイル
スポーツ用品・アウトドア用品を扱い、ファミリーからコア層まで楽しめる専門リユースショップ
トレファクスポーツアウトドア
ブランドアイテム、ジュエリーを中心に、こだわりの逸品を揃えたユーズドブランドセレクトショップ
ブランドコレクト
「選ぶ・探す・楽しい」をコンセプトに、お手頃価格でおシャレなアイテムを揃えた古着のアウトレットショップ
ユーズレット
当社でも最大級の家具・インテリア・家電の品揃えを誇る郊外型大型リユースショップ
トレファクマーケット
結婚式・2次会・パーティーや、入学式・卒業式などで着用するフォーマルファッションのレンタルサービス
カリル
冠婚葬祭で着用する喪服・礼服などブラックフォーマルファッションのレンタルサービス
カリル ブラックフォーマル

SDGsを暮らしの中でも取り入れよう

リユースショップを活用するほか、普段からなるべくモノを捨てないように心がけるだけで、SDGsに貢献することができます。例えば、買い物のときはポリ袋をもらわずエコバッグを使う、ペットボトル飲料を買わずにマイボトルを持ち歩くといった日々の小さなことです。

プラスチックごみを減らすために、シャンプーなどは詰め替え商品を積極的に利用したり、ストローやマドラーは繰り返し使えるタイプのものに変えたりするのもいいかもしれません。最近ではエコ意識の高い飲食店も増えてきているので、そういったお店を選択するのも一つの方法です。

また、古くなったらすぐに買い替えるのではなく、メンテナンスをしながら長く使い続けることで、モノへの愛着も生まれます。革製品や職人もののフライパン、食器の金つぎやヴィンテージ家具などもそうですね。

短い期間しか使わないベビー用品や冠婚葬祭の衣装などは、レンタルやリースを利用するのもおすすめです。車の使用頻度が低い場合は、カーシェアを検討しても良いかもしれません。

自分が使わなくなったものでも、誰かにとってはきっと必要なもの。不用品をゴミにせず誰かに譲る選択も、これからもっと当たり前になっていくことを願います。8月8日をきっかけに、皆さんも身近なところからリユースライフを楽しんでみてください。


【コラム】わたしたちが取り組むSDGs 

トレジャー・ファクトリーでは、リユース事業の他にSDGsの取り組みに力を入れています。

伝票のペーパーレス化

業務効率化と環境負荷削減のため、当社では買取受付時の伝票をペーパレス化いたしました。これにより、年間約9トン(※)のCO2を削減しております。

削減量2023年2月期2024年2月期2025年2月期
削減用紙(kg)5,2435,9026,275
CO2削減量(トン)8.99.09.5
※日本製紙連合会・LCA小委員会『紙・板紙のライフサイクルにおけるCO2排出量』(2011)より当社試算

LED照明の活用

当社の店舗では、環境負荷の少ないLED照明の使用を積極的に進めております。電力使用量の削減に伴い、CO2排出量も削減されます。今後もLED導入店舗を増やし、環境にやさしい店づくりを実現して参ります。

環境保全活動

当社が加盟する日本リユース業協会での取り組みとして、環境NPO富士山クラブの協力のもと、2009年から加盟企業のスタッフで富士山清掃を行っています。

リユース事業によるCO2排出量削減

当社はリユース事業を通じて、年間約X万トンのCO2削減に相当するモノの循環を生み出しております。うち、家電4品目(洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコン)の買取販売が18,058 トン(※1)、衣料品の買取販売が24,746トン(※2)、家具の買取販売が3,038トン(※1)のCO2削減相当です。また2020年よりスタートしたオークション事業によってもリユース品の売買を促し、CO2排出量の削減に貢献していきます。(2025年2月期実績)

CO2削減量(トン)2023年 2月期2024年2月期2025年2月期
家電4品目14,65817,71918,058
衣料品19,16322,13424,746
家具3,0913,1143,038
主要カテゴリ小計36,91242,96745,842
※1家電4品目は洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコンを表し、家電4品目および家具は環境省『平成22年度 使用済製品等リユース促進研究会報告書』より算出。
※2衣料品は環境省『3R見える化ツール』より算出。

店頭買取を強化してさまざまな商品を仕入れつつ、ECを含めた複数の販売チャネルをもつトレファクの強みを生かして流通させることで、リユースをより便利に身近に感じていただけるように日々取り組んでいます。